高校生マフィア02

「え、…慧、知り合い?」
「銃刀法違反者の知り合いなんて居るか」

「動かないでねって言った」

突き付けられた銃口が腰にめり込みそうで痛い

「…何?何でこんなもん持ってんの?そっち系の人?」
「五月蝿いよ」

コツコツとめり込みそうな銃口をつつくと、低い声で返された

「だったら俺達囲むのなんてお門違いだし、うちの学校嫌うのだってお門違いだよ。大体―」

「五月蝿いよ動かないで!!」



「イって…」

脇腹をしっかり蹴られた
女の子とは思えない痛み
< 73 / 97 >

この作品をシェア

pagetop