高校生マフィア02
爽樹
「うそおっ?そんな事あったんだ?」
朝のHRの前の1番クラスが騒がしい時間
うっかり漢文の予習を忘れて必死にノートに本文を書き写していると、陸がやって来た
そして昨日の放課後起こったまさかの出来事の話を聞いた
「そーそー。爽樹、昨日来なかったけど、大丈夫だったか?」
「あー。うん。昨日は特に何も無かったよ」
「そっか。良かった」
「陸は?」
「俺は勿論大丈夫だって」
意外と平然と喋るから、試合前には必ずお腹痛くなる極度のヘタレは直ったのかな。と思った
手を動かしながら色々考える
あたし達の近くかぁ…
誰だろう、例えば、友達
去年まで居た先輩とか
部活の後輩とか
補講の先生とか担任の先生とか
食堂の調理員さんとか
あー…周りって言ってもこの学校には生徒だけでも1000人近く居るんだし
あたし達が見た事無い人だって喋った事無い人だって沢山居るし
それに皆、どうせ頭良いし
大変だなぁ
「朱雀さんも言ってたけど、大祐とかも心配だなあ…」
「そうだねぇ…」
「俺が何だって?」
「わ、びびったぁ」
「あ、おはよー大祐」
「おはよ。朝から何深刻な顔して話してんだよ。進路?」
朝のHRの前の1番クラスが騒がしい時間
うっかり漢文の予習を忘れて必死にノートに本文を書き写していると、陸がやって来た
そして昨日の放課後起こったまさかの出来事の話を聞いた
「そーそー。爽樹、昨日来なかったけど、大丈夫だったか?」
「あー。うん。昨日は特に何も無かったよ」
「そっか。良かった」
「陸は?」
「俺は勿論大丈夫だって」
意外と平然と喋るから、試合前には必ずお腹痛くなる極度のヘタレは直ったのかな。と思った
手を動かしながら色々考える
あたし達の近くかぁ…
誰だろう、例えば、友達
去年まで居た先輩とか
部活の後輩とか
補講の先生とか担任の先生とか
食堂の調理員さんとか
あー…周りって言ってもこの学校には生徒だけでも1000人近く居るんだし
あたし達が見た事無い人だって喋った事無い人だって沢山居るし
それに皆、どうせ頭良いし
大変だなぁ
「朱雀さんも言ってたけど、大祐とかも心配だなあ…」
「そうだねぇ…」
「俺が何だって?」
「わ、びびったぁ」
「あ、おはよー大祐」
「おはよ。朝から何深刻な顔して話してんだよ。進路?」