死に神の涙
姿は子供くらいの幼さだが、発してるオーラが異常だ。
赤いチョッキを着てる姿はさながら何かのウサギを連想させる。

「いやぁ!久々に燃えたねぇ。まさかこんなに早く来るとは思ってなかったよ!」

子供が握手をしかねない勢いで話しだす。

「…誰?」
「なんだこのガキ?」
「迷子ですかねぇ?」

三人は同じような反応をする。
その中で一人違う反応を示す男が一人。

「…死に神」

苅麻の呟きに三人が驚いた顔をする。

「久し振りだな苅麻。ようやく見つけたよ」
「…なんの用だ?」

苅麻が冷たく言い放つ。

「おいおい冷たいなぁ!久しぶりの再会だってのに…。ま、用件を短く言うと。君を殺しに来た」

子供が事もなさ気に言う。

「…誰だ貴様?」

莞爾が呪術を使う準備をしながら聞く。

「おっと!自己紹介を忘れてたよ!」

子供は姿勢を正すと綺麗にお辞儀をした。

「実行者No.3。笑う道化師こと、キティですよ。以後、お見知り置きを」
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