死に神の涙
「な〜んだ、苅麻元気そうじゃん」

しばらくして七海から連絡を受けた二人が見に来た。

「迷惑かけました…」
「んなこったぁないよ。それよりももう大丈夫なのか?」
「死に神はお前ら人間よりも体が丈夫なんだ」
「便利な死に神様だな…」

莞爾が背中からコンビニの袋を見せる。

「元気なら…問題ないよな?」
「いやぁ〜久々だねぇ宴会は」
「…マジかよ」

莞爾のコンビニの袋にはこれでもかというぐらい酒が入っていた。

「さぁさぁ、朝まで飲むわよ〜」!

酒に一番強い宇佐兎がはしゃぐ。
夕暮れ時は…まだ始まったばかりだ。
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