死に神の涙
「無駄だ。裁きの狩人にはいかなる攻撃も通用しない」

女の子が莞爾の周りを飛び、値踏みするように見る。

「最後の審判を!」

苅麻が叫ぶと女の子が背中から出した弓で莞爾を撃つ。
甲高い音が響き、莞爾が倒れる。

「我が契約において裁きの狩人を冥界に送る!」

回りから箱が消え、狩人である女の子も消える…。
苅麻は莞爾の体を調べ外傷が無い事を確認した。

「そろそろ姿を出したらどうだ…実行者リン!」
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