死に神の涙
俺が大学生の時に、俺の友達が不良にしつこく絡まれてたんだ。
一回俺がそいつらを追っ払ったんだが、少ししてから俺の携帯に電話が掛かった。
内容は俺の友達が車に轢かれて重体との事だった。
俺は急いで病院に向かった。
手術が終わり、絶対安静と言われてた時に看護師に俺が呼び出された。
友達がどうしても言いたい事があると…な。

病室に向かうと全身に管を刺された友達の姿があった。
俺は聞いた。

誰がやったんだ？

友達は答えた。

奴らだ…と。

不良達が拠った勢いに任せて車で轢いたんだ。
友達は言った。

お願いだから復讐なんて考えないで。貴方が傷つくのは見たくないから…。

それを言うと友達は眠りについた。
医者いわくただ気を失っただけだと言ったが、そんなのは俺の耳には入ってなかった。
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表紙・目次

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