つまり、愛
「そうだったんだ…」
暁人くんに気に入られたくて、いっぱい頑張ったんだけど…
全部無駄だったみたいだ。
だって、『キライ』そんな一言を、そんな言葉を言えるのだから。
「潮時…いや、諦め時って言うのかな?」
そう言って、軽く頬を叩く。
笑顔、笑顔っ
暁人くんの前では結して、笑顔を絶やさない、素敵な子でいたい。
「今日は特に…」
キミを、解放してあげる。
そんな日だから…
もう一つあるんだけど、キミはきっと一生知らないままだと思うよ。
それでいいんだよね。