つまり、愛




送る。



そう言ってあたしの手をとって店を出た。最後の時がいよいよ、来る。


家の前じゃなくて、そのちょっと手間の自販機で言おう。


それまでは、キミが大好きなあたしで。



永遠、なんて信じないけど。
キミとならいいなって思った。


だけどそれ以上に、あたしは…
この道が永遠に続けばいいと願う。



涙を噛みしめ、あたしは一刻と近づいて来る自販機を睨みつけた。


だけど遠くなるなんてありえなくて。
あっさりと着いてしまった。


立ち止まったあたしを不思議そうに振り返る暁人くん。



『キライ』


キミの口からでたキミの全てを、受け止めるよ。


なぜ、なんて聞く人はいないでしょ?



暁人くんが、全てだから。
こんなに大きな片思いは二度としたくない。





キミガダイスキデシタ。





「暁人くん、今までごめんなさい。」



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