Dな彼は私のもの

 「じゃ…」

とスティールは肩が項垂れながら去っていった

 「あれ?どうしたのかな?」

由乃はスティールの後ろ姿を首をかしげてみていた

 「ふぅん…」
 (そうか、彼も由乃が好きなんだ)

でも

どんなに近くても

遠くても

渡さない


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