身長差15センチの関係 3
「お姉ちゃん、先に食べちゃってごめんね。お姉ちゃんの分もあるから、温めるね」
すごく申し訳なさそうな顔を見て、声を聞くことになる。
だから香織が再び話しかけてきたとき、鈴璃は険がよった顔をそのまま見せた。
「ねえ、鈴璃」
「なに、まだ質問?」
「おっと」
鈴璃のめったに見せぬ顔。
が、香織はそれすらもOKという調子で言った。
「ほらほら鈴リン、そういう怒り方は顔に跡が残っちゃうぞ。私が妹から入手したいいものあげるから、機嫌をなおす。ほらっ」