白い月〜destiny〜
晴香と子供の頃の思い出話をしていると携帯が鳴った。

優からだ。

『今仕事から帰ってきたところです。美月はまだ起きてるかな?今日会社の同僚から秘密の場所を教えてもらいました。すごく景色がキレイなんだって。今度一緒に行こう。』

「デートのお誘いですかー?」

晴香はニヤニヤしている。

「まあね!」

「それはごちそうさま。」

私達は顔を見合わせて笑った。



私は優が好き。


この気持ちが一番大切なんだよね?

自分の気持ちに正直に生きてみよう。

晴香のおかげで 私は少しだけ前に進めたような気がした。
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