白い月〜destiny〜
美月の膝の上には大きな荷物。

「それ…もしかして弁当なのかな。」

「そうだよ。味は保証しないけどねー。」

「大丈夫。僕は質より量だから。」

「なんかそれってひどい。」

「冗談だよ。美月の作ってくれた物なら なんだっておいしいよ。」

「本当かなー。」

美月はクスクス笑った。


< 128 / 374 >

この作品をシェア

pagetop