白い月〜destiny〜
美月は僕の話を聞きたがった。
「優が子供の時はクリスマスツリーを飾ったんでしょう?お母さんがケーキを作って家族でパーティーとかしたのかな。みんなでクリスマスソングを歌ったりしたの?寝る前に靴下をぶら下げて。今でも家族でパーティーするの?」
僕は答えた。
「したよ。お母さんがケーキを作って お父さんと三人でクリスマスパーティーをね。靴下も下げて。朝起きると枕元にプレゼントがあって…大喜びする僕を両親は優しい目で見ていたよ。」
美月は目を輝かせて聞いている。
「でもそれは二人が生きていた頃の話だ。」
「…え?」
「僕が子供の頃に死んだんだ。二人ともね。」
「優が子供の時はクリスマスツリーを飾ったんでしょう?お母さんがケーキを作って家族でパーティーとかしたのかな。みんなでクリスマスソングを歌ったりしたの?寝る前に靴下をぶら下げて。今でも家族でパーティーするの?」
僕は答えた。
「したよ。お母さんがケーキを作って お父さんと三人でクリスマスパーティーをね。靴下も下げて。朝起きると枕元にプレゼントがあって…大喜びする僕を両親は優しい目で見ていたよ。」
美月は目を輝かせて聞いている。
「でもそれは二人が生きていた頃の話だ。」
「…え?」
「僕が子供の頃に死んだんだ。二人ともね。」