白い月〜destiny〜
「君に…君に何がわかるんだ。まだ出会って間もない君に僕の何がわかると言うんだよ。美月には僕の気持ちはわからないよ!永遠にね。」


僕は言ってから後悔したが もうどうにもならなかった。


「ごめんなさい…。」

それだけ言うと 美月は下をむいたまま僕を見ようとしなかった。


車内には重苦しい空気が漂い 耐えられなくなった僕はラジオをつけた。


カーペンターズの曲が虚しく流れていた…。

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