白い月〜destiny〜
宮川は何も言わずエレベーターに乗り込む。

僕も仕方なく後をついて行った。


着いた場所は屋上だった。

突風が容赦なく僕と宮川の顔に吹きつける。


やっと宮川が口を開いた。

「反省してるのか?」

「えっ?」

風が強くてよく聞こえない。


宮川は声を大きくしてもう一度言った。

「お前は反省してるのかって聞いているんだ!」


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