白い月〜destiny〜
「昨日?」


宮川は僕の少し腫れた頬を指差した。

「いや…いいんだ。」

「まぁ…あれは愛のむちだから。」

「気持ち悪いよ。」

また僕達は笑った。



しかし…。


宮川は自分の育った街に僕を連れて行ってどうするつもりなんだろう…。
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