白い月〜destiny〜
さらに5分程歩いた。


「ここは晴香の家。あいつ…実はお嬢様なんだよな。」

「これは…完全にお屋敷だね。」

白い壁の洋風の家で 開け放したリビングの窓からグランドピアノがあるのが見えた。

「あいつももう少しお嬢様らしくしたらいいのにな。そうすれば少しは嫁の貰い手もあるだろうに。」

宮川は大袈裟な溜め息をついてみせた。

「よーし。次!」


ここも違うということは…残るは美月の家か。
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