白い月〜destiny〜
この人の仕草…特に笑い方は美月とよく似ているな。


そんな事を考えていると 千鶴先生が言った。

「そして こちらの方は涼太君のお友達かしら?」

僕は咄嗟に立ち上がって言った。

「はい!僕は宮川の…宮川君の会社の同僚で内山優といいます!はじめまして!」

言い終わってから僕はハッとなった。

宮川の緊張が移っちゃったよ…。

宮川はニヤニヤ笑っている。

僕は宮川を睨んで また椅子に腰掛けた。

僕達の様子を見て 千鶴先生はまたクスクスと笑った。


「そして…美月ちゃんの恋人。そうでしょう?」



!!!



僕と宮川は顔を見合わせた。


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