白い月〜destiny〜
「美月は いつ母親に会いに行くと…?」


「…12月10日よ。」


宮川が顔を上げた。

「先生…その日は…。」

千鶴先生は頷いた。

「そう。美月ちゃんがこの教会に来た日。」


!!


美月が悲しい運命を背負った日…。


僕は両手にギュッと力をこめた。

「僕は…。

僕はひどい事を言って美月を傷つけました。彼女は僕を許してくれるでしょうか?」

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