白い月〜destiny〜
僕が答えに困っていると宮川が言った。

「冗談だよ。俺にとって美月は天使だからな。俺の手で触れてはいけないし ずっと守ると決めたんだ。美月が幸せになるその時までな。」

「宮川…。」


僕は宮川の美月に対する深い愛情を知り おかしいかもしれないけど感動していた。


「じゃ 帰るか。」

照れ隠しをするように宮川は立ち上がり 僕達は駅へと歩き出した。


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