白い月〜destiny〜
私は身支度を整えるとアパートを出た。

寒いが空は青空だった。

本当に雨が降るのかな?

何気なくそんな事を思った。


千鶴先生との約束までまだまだ時間がある。

私は駅の近くで 何か母への贈り物を探すことにした。


お母さんは何が好きだろう?

花は好きかな。

キレイなかわいい花瓶にしようかな。

何色が好きなのかな。

店の窓ガラスには…もうすぐ母に会えることを心待ちにしている私の姿が映っていた。
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