白い月〜destiny〜
教会のドア?
ここには入口が二つある。
一つは先生と私達孤児がふだん生活する いわゆる家の入口。
もう一つは教会の入口で 礼拝や何かの行事がある時以外は鍵が閉められているのだ。
「いいんですか?入って。」
「いいのよ。今日は特別。早く行ってみなさい。」
千鶴先生は軽くウインクした。
いったい何があるというのか。
私は教会の大きくて重い扉に手をかけた。
力いっぱい押すと ギギィー…という音をたてて ゆっくりとその扉は開いた。
ここには入口が二つある。
一つは先生と私達孤児がふだん生活する いわゆる家の入口。
もう一つは教会の入口で 礼拝や何かの行事がある時以外は鍵が閉められているのだ。
「いいんですか?入って。」
「いいのよ。今日は特別。早く行ってみなさい。」
千鶴先生は軽くウインクした。
いったい何があるというのか。
私は教会の大きくて重い扉に手をかけた。
力いっぱい押すと ギギィー…という音をたてて ゆっくりとその扉は開いた。