白い月〜destiny〜
ドアが開くと 薄暗い礼拝堂の中にひとすじの光がさした。

その光は徐々に広がり部屋の中に満ちていく。

そして…。

ある人物の姿を照らし出した。


まさか…。


まさか嘘だよね…?


どうして…どうしてあなたがここにいるの?


私は 目の前にいるその人の名前を呼んだ。



「…優!」
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