白い月〜destiny〜
優は私を見つめて言った。

「あれから僕は君のことばかり考えていた。君に会ったら まずしようと思ってた事があるよ。」

「それは…どんな事?」

優は私の耳元で囁いた。

「こうやって…美月を抱きしめる事。」

「優…優…私も同じだよ。」

「でも…ちょっと照れるね。」

そう言って優が指差す先には…。

涼太と晴香が立っていた。

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