白い月〜destiny〜
僕と母の前から突然消えた父。


専業主婦でまともに働いた事のない母は それでも必死に働いた。

いつも優しくキレイだった母は 僕を育てるために髪の乱れを直すこともなく必死に働いていた。

僕は学校から帰ると 母を喜ばせたくて部屋の掃除をしたり洗濯をして待っていた。

母は僕に「ありがとう」と言い 優しく頭を撫でてくれた。


その母の顔は化粧をしていなくても本当にキレイで…僕はマザコンと呼ばれてもかまわない そう思う。 

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