白い月〜destiny〜
じっと考え込んでいる私の耳に突然クラクションの音が響いた。

優だ。

熱を出して倒れた時以来 優は時々この部屋を訪れていた。

窓から覗くと 私に気付いた優が手を振った。


私はプレゼントをバックにしまうと 深呼吸をした。


よし。


行こう。



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