白い月〜destiny〜
後ろで見ていた優が私に言った。

「美月…それ…いいの?」


私は振り返ると笑顔で言った。

「うん。いいの。」



「わぁー。かわいい!」

ミクちゃんは瞳をキラキラさせている。


「お姉ちゃんがつけてあげるね。」

私はミクちゃんの細く柔らかい髪をそっと撫でた。


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