白い月〜destiny〜
少し歩くと母親は急に立ち止まり ハッとした表情で振り返った。

そして 「ちょっとブランコで遊んでてね」とミクちゃんに言うと また戻ってきた。

私の前で立ち止まると 何かを迷っているように俯いている。

そして 決心したかのように顔を上げると私に言った。

「あの…。間違ってたらごめんなさい。あなたは…もしかして…。」




私は母親に聞いた。


「ミクちゃんを…愛していますか?」

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