白い月〜destiny〜
真っ赤な顔の優は とある店の前で足を止めた。

「ちょっと…両親にプレゼントを渡そうと思うんだけど 一緒に選んでくれないかな。」


「うん!きっと喜ぶよ。」

「そうかな。」

「当たり前じゃない。」


私は優の腕を引っ張って店に入り 優の両親へのプレゼントを選んだ。


優。良かったね。


優の気持ち…お父さんとお母さんに伝えるつもりなんだね。


きっと。

きっと喜ぶからね。


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