白い月〜destiny〜
TVを見ていた優が 振り返って言った。

「美月 奥さんみたいだね。」

「えっ。そっそうかな…?」

「うん。こういうのって…なんかいいね。」


「何言ってるの」と言いながら 私は優の奥さんになってる自分を想像した。


「…今 想像したでしょ。」

「し…してないよ!優のばか!」


私はクッションで優の頭をポカリと叩いた。


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