白い月〜destiny〜
その夜…。

深夜0時を回り 私達は順番にシャワーを浴びた。

優には私の1番大きいパジャマを貸した。

シャワーが終わり 浴室から出て来た優を見て私は吹き出してしまった。

見事につんつるてんだったのだ。


「これ…全然小さいんだけど…。」

優はちょっと膨れている。


「ごめんね。だってそれが1番大きいやつだったから。」

そう言って再び大笑いする私を横目で見ると 優はいじけたのか壁を向いて座り込んでしまった。


「ごめん ごめん。優?怒ったの?」

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