白い月〜destiny〜
「そうか。そうだよね。」
僕はわざと明るく笑ってみせた。
「うん。そうだよ。」
美月は食後のコーヒーを飲みながら言った。
僕はポケットの中の物を渡さない事に決めた。
これを渡すことは…美月を遠くへ連れて行く事になる。
それに 出発は一ヵ月後だ。
出会ってまだ半年もたたない僕達には あまりにも時間が足りなかった。
僕は…。
美月を連れて行きたい。
でもそれは…美月のためを思うと言えない言葉だった。
僕はわざと明るく笑ってみせた。
「うん。そうだよ。」
美月は食後のコーヒーを飲みながら言った。
僕はポケットの中の物を渡さない事に決めた。
これを渡すことは…美月を遠くへ連れて行く事になる。
それに 出発は一ヵ月後だ。
出会ってまだ半年もたたない僕達には あまりにも時間が足りなかった。
僕は…。
美月を連れて行きたい。
でもそれは…美月のためを思うと言えない言葉だった。