白い月〜destiny〜
「私を優の奥さんにしてね。」


僕は美月の体を優しく抱きしめた。

「最初からそのつもりだよ。」


僕の心からヤキモチの気持ちは いつの間にか消えていた。


美月は安心したのか 再び寝息をたて始めた。


僕は眠らずに 美月の寝顔をずっと見ていた。

美月は時々 手を伸ばすと僕に触れた。

僕がいるのを確認しているようだった。

僕はそんな美月が愛しくてたまらない。


愛してるよ。


きっと…100回言っても足りないくらい。


僕は美月を愛してるんだよ。


僕も目を閉じて 美月の横で眠った。

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