白い月〜destiny〜
「もしもし。優?今日は仕事じゃないの?」

『今休憩中なんだ。』

「そっか。でも どうしたの?」

『いや…それがさ。確か美月は今度の日曜日休みだったよね?予定ある?』

「特にないよ。」

残り少ない時間を優と過ごすため 私は休日に予定をいれないことにしていた。


『良かったー。実は一緒に来て欲しい所があるんだけど。』

「うん。もちろんいいよ。どこ?」


『僕の家』


優の家!?


『詳しい事はあとで話すから。もう仕事に戻らないと。じゃあ また後でね。』

そう言って優は電話を切った。

< 309 / 374 >

この作品をシェア

pagetop