白い月〜destiny〜
内山が旅立った日 空港に見送りに来た俺は 二人が結婚した事を知らされた。

内山が美月の肩を抱いて言ったのだ。

「急だけど…僕と美月は昨日入籍したんだ。」



「えぇーっ!!」

俺は初め冗談だと思ったが 真実だと知り 腰を抜かしそうになった。

晴香を見るとニヤニヤ笑っている。

「昨日ね。私が涼太には秘密にしておこうって言ったの。」

「な なんでだよ。」

「おもしろいから。」


「…。」


かくして…俺は二人の電撃入籍を知る事となったのだった。
< 369 / 374 >

この作品をシェア

pagetop