白い月〜destiny〜
第2章

初恋のような気持ち

翌朝 僕が出社すると 宮川涼太はすでに来ていた。

僕に気付くと「おぅ」と軽く手をあげて またすぐ仕事を始めた。

出張帰りの雑務がいろいろあって忙しいのだろう。


宮川はよく冗談を言ったりして回りを笑わせているが 仕事に関してはすごく真面目だ。

そして努力している。

それも僕が宮川を嫌いじゃない理由の一つだ。

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