白い月〜destiny〜
ささやかな楽しみ
朝起きると 僕は手早く準備をして家を出た。
玄関のドアが閉まる瞬間 母親のいってらっしゃいの声が聞こえたが 聞こえないふりをした。
この胸のチクリとした痛みは毎朝の事だった。
駅へと向かう途中で携帯の短いメロディーが鳴った。
美月からのメールだった。
『おはようございます。最近寒くなってきたから風邪ひかないように気をつけてくださいね。今日も仕事頑張ってくださいね。』
さっきまでチクリと痛かった僕の胸がドキドキに変わった。
今は急いでいて返信できないけど 昼休みには必ずメールしよう。
僕はそんな小さな決心をして会社に向かったのだった。
玄関のドアが閉まる瞬間 母親のいってらっしゃいの声が聞こえたが 聞こえないふりをした。
この胸のチクリとした痛みは毎朝の事だった。
駅へと向かう途中で携帯の短いメロディーが鳴った。
美月からのメールだった。
『おはようございます。最近寒くなってきたから風邪ひかないように気をつけてくださいね。今日も仕事頑張ってくださいね。』
さっきまでチクリと痛かった僕の胸がドキドキに変わった。
今は急いでいて返信できないけど 昼休みには必ずメールしよう。
僕はそんな小さな決心をして会社に向かったのだった。