白い月〜destiny〜
そして…僕と美月は毎日のようにメール交換をするようになった。


話の内容はたわいもない事ばかりだが 僕の中で美月の存在はどんどん大きくなる一方だった。

会おうと思えばすぐに会える距離にいたが 僕はまだ美月に会いたいとは言わなかったし 自分の気持ちを打ち明けてもいなかった。

僕には もし想いを告げて断られたらどうしようという不安があったし 今のこの関係をもう少し大事にしていたい…そんな気持ちもあったからだった。


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