白い月〜destiny〜
会場が静まり返る中 ゆっくりと晴香が登場した。

深くお辞儀をすると椅子に座り 目を閉じて呼吸を整えている。

晴香!頑張って!

私は胸の前で手を固く握り締めていた。

私の心配をよそに 晴香の二本の腕が しなるように動き始める。

一曲目は今流行りの曲。

二曲目は古典的なクラシック。


そして三曲目。

最後の曲が始まった。

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