ハツカレ ノ カオリ


3人の間に少し不思議な沈黙が流れる。



「どうでもイイって事じゃなくて。
そうゆう体の関係になんなかったのは、それはそれで良いんじゃない?
って事だよ?」


「あ~!」



私達となぉはやっと言葉がでる。

由香はウジウジするのが嫌いだから、ダラダラ悩んでるのにイラッとしたのかも。

と一瞬思ったよ。



「確かに女子も多少なりと興味はあるけど。
別にさぁ、エッチなんて
今 急いでしなくても大人になればいずれするだろうし。
自分でホントにこの人がいぃ!
って思った時で良いと思う。流されてしても、つまらないんじゃない?
って思う。
私はね?」


「由香…。
何か大人…。」



すっかり私となぉは、由香の演説に共感した。



あの時 そうゆう関係にならなかったのは、きっとまだ

その時じゃないから?


別に急がなくてもまだ、付き合いだしたばかりだ。


ゆっくりお互いを見て、好きが押さえ切れなくなってからで遅くないよね。



由香、イイ事を言ってくれてありがとう。





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