君だけに夢をもう一度

正和は、自分の携帯電話を取り出し敦子にメールを送ることにした。

『昨夜は、いろいろありがとう。もう一度、会って話しがしたい。連絡くれないか？』
正和は、願うように送信した。

敦子にメールを送信して、すぐに返信がきた。

『昨夜はごめんね。今、羽田空港のどの辺にいるの？　今、私も空港にいるの。正和に渡したいものがあるの』と、書いてあった。

敦子が来ている。
そう思った瞬間、すぐに会いたいと思った。
それは、自分が敦子に対しての本当の気持ちを伝えたいと思ったからだ。

正和は、全日空のカウンター前まで来てくれないかとメールで送信した。

敦子も、そこに向かうとすぐに返事がきた。

正和は、急いで全日空のカウンター前まで向かった。