アナタに届け~私の歌声~
******
~in屋上~
「ん~気持ちいぃ~」
春香がそう言いながら
寝転んだ。

「そうだね。」
それに明日香が
答えた。

「さぁ~て美歌さん?
歌を聞かせてもらおう
ではないいですか~~」
準がからかう様に
言った。

「うぅ~…しかたないな~
下手でも笑わないでよね!」

「「「は~い」」」

私は深呼吸をして
歌い始めた。


♪~♪~~♪
歌が終わると
みんなは…

!!??
泣いてる!?
「ごめっ…なんか
変だった!!??」

泣いてたのは
春香と明日香
準は穏かな目を
して私を見ていた。

「美歌ぁ~~歌
めっちゃぁっ
上手いよぉ~」

「春香…」

「うん!すごく
透通った歌声で…
こんな奇麗な歌声
初めて聞いたかも
しれない。」

「明日香・・・」

私の顔も
いつの間にか
涙でグチャグチャに
なっていた。
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