アナタに届け~私の歌声~
ごめんね…これを
出来るのも後少し
なんだ………

~♪~♪~
曲が流れ
始めた……

〈私とアナタが出会った
場所は学校の図書室だった

でも 突然あなたは私の
前からいなくなって
しまった……
どうして?
何度も考えた
でも答えは
見付らなかった…

でも…ある日
奇跡は起きた…
アナタに出会えた…

アナタの事を
聞いた時頭の中が
真っ白になって
しまったんだ……

でも…あれから
頑張って頑張って

アナタは生きた…
でもアナタは
もう私の隣に

いない…

でも…私は
生きる…

アナタの為にも
生きるんだ……――――


=====
パチパチパチパチ
教室に拍手の音が
響き渡った…
廊下にも沢山の
人だかりが
出来ていた。

「メッチャ…感動
したよ……」

「私…途中で泣いちゃった
よ……」

「綺麗な歌声だった!」

「すご~い!」

「美歌って名前
ピッタリだね!」

「新曲だったよね!?」

「うっ…うん!」

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