アナタに届け~私の歌声~
私には遠恋なんて
無理だもん……

「でも美歌って
ホントモテモテ
だよね~~~!」

「そんな事ないよ~!」

「だって…男子に
めっちゃっ見られてる
よ~~?」
うっ…気づかぬ
振りをしてたのに……
そう……
さっきから男子に
変な目で見られてる
感じがするんだ……

「さすが美歌って
感じ~!頭良いし
運動神経良いし
可愛いし
歌上手いし…」

「はぁ~…だから…
そんな事ないって~!」

「そんな事あるよ~!」

「美歌?」

「ひゃぁっ!!」

「なっ…なんだよ…」

「あっ…ごめん悠…」
私に話し掛けてきたのは
男子友達の川島悠。
クラスでもとても
人気がある。

「やっ…いいけど…」

「どうしたの?」

「美歌、今日部活
行くのか?」
えっ…?
そんな事?
まぁ…いいや…
「うん!もちろん
いくよ~~!」

「そっか~!」

「うん?それだけ?」

「やっ…ちょっと…
話があって…」

「何何~?告白です
かぁ~~?」

「ちげ~よ!」
なんか…
悠の顔が
曇って…る…?
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