愛のひとかけら


ガラッ―――

教室のドアを思いっきり開ける。
下駄箱から寄せられていた非難の視線が、あやに集まった。

「あや、その髪どうしたの?」



友達のあゆみが駆け寄って来る。

「染めたの。」
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