「「キミが…」」 (サクラ&圭助)
北村 サクラ
アタシなんて大っ嫌い。
何でアタシってこんな性格なの?
こんな性格、いい事ないじゃん………。
嫌だよ。
………こんな性格。
「サクラ」
教室の外で呼んでいるのは……
好きな人兼彼氏。
アタシがその人を見ると、その人は満面の笑顔だった。
「…」
アタシはそのまま何も言わずにその人に近づく。
「屋上行こ」
「ん…」
不意に繋がれた手。
「ちょっ///」
「いいからいいから♪」
「…///」
そのまま屋上に連れてかれて、
屋上のドアを開け、入ると突然抱きしめられたアタシ。
「……///」
アタシはそのまま制服をぎゅっと握った。
「やっぱ2人っきりの時のサクラ好きぃ~♪」
アタシより大きな体、手がアタシを抱きしめる。
アタシの好きな顔が、そぅ嬉しい事を言っている。