★大切な言葉★
★景吾の作戦
教室に居たくない明美は走って出て行った。それを待ってたかのように景吾も後を追いかけた…
「あの男最低大嫌い」
すると、声がした…
「悪かったな最低で」
明美は立ち止まって振り返って見たら後ろに景吾がいた…
「何で!嫌来ないで」
「作戦通りだな」
そう言って景吾は明美に近づいてきたので、走ったけど男の足には敵うはずはない。捉まってしまい…
「抵抗しても無駄だよ」
「どうして私に構うのよ!」
「俺に興味がないから」
その答えに呆れた明美は…
「はぁ?」
「俺に興味がない女を自分の彼女にしたいだけ」
頭にきた明美は…
「アンタ馬鹿じゃないの!自分に興味がないからって、そんな女を彼女に出来る訳ないじゃん」
「アハハハ…馬鹿はお前だよ」
「何でよ!」
「お前は絶対に俺に惚れるぜ」
「好きにならないよ」
「嫌、お前は俺を好きになるよ」
「そう?勝手に言ってれば!私は教室に戻るから」
明美は教室に戻った。残された景吾は…
「俺に惚れない女はいない!楽しみだ」
ターゲットにされた明美は景吾に振り回される事を知らなかった…