アンバランスな恋心
「もうダメだ…」
「間に合わないの?」
「違う
真琴の声を聞かないと
元気が出ない」
「嘘ばっかり」
私はくすくすと笑った
「明日は絶対に行くから」
「わかってるって」
「ねえ、真琴」
光ちゃんの声が低くなった
「なあに?」
「結婚しよう」
「え?」
私の胸が高鳴った
「兄貴たちが入籍したら
僕たちは義兄弟になっちゃうけど
真琴と夫婦になりたいんだ」
「光ちゃん?」
「本当はさ
卒業して、きちんと就職してから
言おうと思ってたんだけど
我慢できそうにないや
すぐにでも夫婦になりたい
恋人同士じゃない
夫婦がいいんだ」
私は全身の血が
沸騰するのかと
思うくらい
体が熱くなった
「ありがとう
光ちゃん、私の夫になって」
「ああ
今度の休みに指輪を買いに行こう」
『アンバランスな恋心』
終わり
「間に合わないの?」
「違う
真琴の声を聞かないと
元気が出ない」
「嘘ばっかり」
私はくすくすと笑った
「明日は絶対に行くから」
「わかってるって」
「ねえ、真琴」
光ちゃんの声が低くなった
「なあに?」
「結婚しよう」
「え?」
私の胸が高鳴った
「兄貴たちが入籍したら
僕たちは義兄弟になっちゃうけど
真琴と夫婦になりたいんだ」
「光ちゃん?」
「本当はさ
卒業して、きちんと就職してから
言おうと思ってたんだけど
我慢できそうにないや
すぐにでも夫婦になりたい
恋人同士じゃない
夫婦がいいんだ」
私は全身の血が
沸騰するのかと
思うくらい
体が熱くなった
「ありがとう
光ちゃん、私の夫になって」
「ああ
今度の休みに指輪を買いに行こう」
『アンバランスな恋心』
終わり