アンバランスな恋心
「お姉ちゃん、遅いよ!」
家に帰ってきた私に
妹のスミレが
口を尖らせた
スミレは隣に住んでいる松川 瑛汰と
同棲をしている
瑛ちゃんの仕事が
落ち着いたら
籍をいれるみたい
瑛ちゃんは
教師を辞職したあと
ホストになった
辞職になった理由は
スミレとの交際が発覚したから
私の母親とも
いろいろあったけど
母親はもういない
生きてるけど
考えたくない
見たくない
会いたくない
「スーちゃん
旅行って言ったって
光ちゃんのアパートに
行くだけでしょ?
一人暮らしの男の
部屋掃除で終わるなら
私、行かないよ?」
私はソファに
鞄を置くと
冷蔵庫に直行した
冷えた缶ビールに
手をのばす
「そう
それで光ちゃんに
連絡したんだけど…
アパートに一斉に来られても
寝泊りする場所がないから
ちゃんと旅行することにしたの」
スーちゃんが
私の目の前で
旅行会社からもらってきた
パンフレットを見せた
家に帰ってきた私に
妹のスミレが
口を尖らせた
スミレは隣に住んでいる松川 瑛汰と
同棲をしている
瑛ちゃんの仕事が
落ち着いたら
籍をいれるみたい
瑛ちゃんは
教師を辞職したあと
ホストになった
辞職になった理由は
スミレとの交際が発覚したから
私の母親とも
いろいろあったけど
母親はもういない
生きてるけど
考えたくない
見たくない
会いたくない
「スーちゃん
旅行って言ったって
光ちゃんのアパートに
行くだけでしょ?
一人暮らしの男の
部屋掃除で終わるなら
私、行かないよ?」
私はソファに
鞄を置くと
冷蔵庫に直行した
冷えた缶ビールに
手をのばす
「そう
それで光ちゃんに
連絡したんだけど…
アパートに一斉に来られても
寝泊りする場所がないから
ちゃんと旅行することにしたの」
スーちゃんが
私の目の前で
旅行会社からもらってきた
パンフレットを見せた