アンバランスな恋心
お互いの服を買って帰る頃には
すっかり心を許しあえる仲になっていた
「あなたとこうやって
話せるようになるなって
思わなかったわ」
「私もです
真琴さんと知り合えて
お話ができて本当に良かった」
私たちは
大きな紙袋を持ちながら歩いていると
携帯が鳴った
私のカバンの中から
携帯が鳴った
「ごめんね」
私は携帯の番号を見た
が
名前の表示がなかった
光ちゃんが
男性のアドレスを消してしまったから
わからないのだろう
出ればきっと
わかる
私は電話に出た
「真琴、まだ怒ってるのか?」
光太郎だった
すっかり
忘れていた
光ちゃんといたから
光太郎のことで
怒っていたのすら
記憶からとんでいた
「ううん、怒ってない」
「本当に母親なんだ
今日…会えないかな?
昨日のお詫びをしたいんだ」
「ごめんなさい
私、今日は予定があるの」
「じゃ、明日は?」
「明日ならいいわ」
私は電話を切った
隣に立っているココさんに
ほほ笑む
「光汰、怒りますよ?」
「ココさんが内緒にしてくれたら
怒られないわ」
すっかり心を許しあえる仲になっていた
「あなたとこうやって
話せるようになるなって
思わなかったわ」
「私もです
真琴さんと知り合えて
お話ができて本当に良かった」
私たちは
大きな紙袋を持ちながら歩いていると
携帯が鳴った
私のカバンの中から
携帯が鳴った
「ごめんね」
私は携帯の番号を見た
が
名前の表示がなかった
光ちゃんが
男性のアドレスを消してしまったから
わからないのだろう
出ればきっと
わかる
私は電話に出た
「真琴、まだ怒ってるのか?」
光太郎だった
すっかり
忘れていた
光ちゃんといたから
光太郎のことで
怒っていたのすら
記憶からとんでいた
「ううん、怒ってない」
「本当に母親なんだ
今日…会えないかな?
昨日のお詫びをしたいんだ」
「ごめんなさい
私、今日は予定があるの」
「じゃ、明日は?」
「明日ならいいわ」
私は電話を切った
隣に立っているココさんに
ほほ笑む
「光汰、怒りますよ?」
「ココさんが内緒にしてくれたら
怒られないわ」